No.1877 基本に忠実に。久しぶりの研修会に自身の価値を再認識しました

しおさいの里・DCU(認知症ケア向上)プロジェクトチームです。

 

例年、事業所内また地域の事業所の職員の方々をお招きし、当プロジェクトチームが主催する「みんなで学ぼう会」を隔月で研修会を開催させて頂いておりましたが、昨今の新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、当研修の開催を自粛しておりましたが、このたび、ソーシャルディスタンスに配慮しながら研修会を再開しました。

 

研修のテーマになっている『パーソンセンタードな関わり』について、私自身日頃の支援と照らし合わせながら講師を務められた松村生活相談員(新潟県認知症介護指導者)のお話を聞かせて頂き、自分自身反省すべきこともあり充実した学びの機会となりました。

 

「社会や周囲の人と関りを持ち、そのなかで一人の人として尊重され、自分の価値を実感できている」状態を目指すのが認知症ケアの基本的な理念「パーソンセンタードケア」の中心的な考え方との事でしたが、認知症の有無に関わらず仕事・家庭・人間関係・介護など生活の中で自分の価値を感じられずに悩んでいる時は誰もが誰かに理解してほしい、認めてほしいと感じているのではないかと思いました。認知症であってもひとりの人として感じている苦悩を自分の身に置き換えて「自分はそんな時、こう寄り添ってほしい。」という関わりを利用者様に提供したいと思いますし、そのような支援の過程で自分と利用者様の違いを感じながら「その人らしさ」が理解出来たら素敵だと感じました。

 

私たち支援者は、利用者様の生活を支える中で認知症の方から学び、育てて頂いている。お互いに支えあって生活していると感じながら支援に当たりたいと思います。

(7丁目介護職員・金子)