No.1276 「救命の連鎖」と「市民の役割」を普通救命講習より学ぶ!

 2月1日(水)午後1時30分から、当複合施設・ボランティアルームにて、頸北消防署に勤務される佐藤救急救命士お招きし、「普通救命講習Ⅰ・3時間コース」が開催されました。

 

 いつ、どこで発生するかわからない非常事態、ついさっきまで元気でいた方が突然、苦しみだし、心臓や呼吸が止まってしまうことがあります。そんな時、AEDがあれば多くの命を助けることができます。そばに居合わせた人ができる応急処置を救急隊員が到着するまでの間に実施することで、生存率が大きく変わるそうです。

 

 傷病者の命を救い、社会復帰につなげるための一連の行為を「救命の連鎖」と言い、①「心停止の予防」、②「早期認識と通報」、③「一次救命処置」、④「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」の4つの輪で成り立ち、最初の3つは現場に居合わせた市民により行われることが期待され、途切れることなく素早くつながることで救命効果が高まることを再認識しました。

 

 今回の参加者は再受講者でしたので、心肺蘇生法やAEDの使用方法、止血法及び異物除去方法等の実技もスムーズにできておりました。また、実技の後の質疑応答では、いくつかの質問事項もあり、さらに知識が深まったようです。できれば遭遇はしたくはありませんが、もし目の前でそのような事態が起きた場合は躊躇せずいち早く駆けつけ、命を救うべくお手伝いができるよう、一連の行為をしっかり身に着けたいと思います。

 

 ちなみに、当複合施設では、2月15日(水)に第2回目の講習会を予定しています。頸北消防署の皆さま、次回もよろしくお願いします。

(高齢介護課長 福田)

街なかで傷病者を発見。近くに居合わせた市民が協力して一次救命処置を実践
街なかで傷病者を発見。近くに居合わせた市民が協力して一次救命処置を実践