No.1075 「日々の自身の生活動作をふり返ること」が、介護のプロフェッショナルとしての流儀

 昨日の15日(水)。働きやすい職場環境の実現に向けた取り組みの一環として、「腰痛予防」に関する職員研修会を開催しました。

 

 講師は「さくらメディカル(株)医療福祉研究室・室長」の大渕哲也先生です。大渕先生は理学療法士ならびに介護支援専門員として、医療・福祉現場での生活支援はもちろんのこと、全国各地での講演活動や著書の出版等々、幅広くご活躍されていらっしゃいます。

 

 多くの介護職員が抱える「腰痛問題」。研修会では、どうしたら腰痛を防げるかについて、実践を交えながらご教示をいただきました。

~参加したスタッフからのコメント~

・「腰痛を起こした直後であり、とても身近なことに感じました。普段の生活から予防に努めたいです(Mさん)」

・「介助方法も大事だが、予防のために筋力をつけたい(Wさん)」

・「普段の運動不足を感じました。現在はストレッチをしていて腰痛はなくなってきました(Kさん)」

・「普段の座り方等、仕事の場面に関わらず、プライベートの過ごし方や姿勢を見直したい(Oさん)」

・「介助の動作では、腰に負担のかかる動作をしていることがわかりました。自分に合った負担のかからない動作を習得することが大切であると感じました(Yさん)」

・「仕事上での腰痛予防だけでなく、日常生活での注意点についても役立つ話が聞けて良かったです。介護のプロとして『知識を身につけようとする意識が大切』という言葉があり、腰痛予防についてだけでなく、他の業務にも大切な姿勢だと感じました(Nさん)」

・「腰痛予防体操はずっと続けられそう。やってみようと思います(Yさん)」

 今回の研修では、日頃の自身の動作をふり返る良い機会となり、終始頷ける内容でありました。「これが当たり前の動作」と思い続けていましたが、そうではなく自身で工夫し、自分に合った動作を見つけ出すことが、腰痛予防に繋がる第一歩であることも理解できました。

 

 基本を踏まえつつ応用を効かせ、ご利用者様にとっても、自分自身にとっても安全な動作を身につけることが重要であると改めて感じた研修会となりました。

 

 講師を務めていただきました大渕先生をはじめ、さくらメディカルの皆さん、このたびはお忙しいなか、たいへんありがとうございました。

(高齢介護課長 福田)