No.943 スタッフ全員が意識を高く持って、感染症を寄せ付けない施設を目指す!

 先週の21日、感染症防止委員会主催で「流行性感染症完全防止研修会」を開催しました。


 今年初めに、インフルエンザとノロウイルスが大流行し、対応に大変苦慮した反省を生かし、今冬は「絶対に流行させないぞ」という決意のもとの研修です。


 今回の研修は、できるだけ参加型研修で、とにかく職員に関心を持ってもらおうというのがコンセプトです。研修の内容を3本柱に絞りました。


 まず、最初は「感染症クイズ」です。知っているようで知らないかも?というところから、感染症に関わることをクイズ形式にしました。「知ってる、知ってる」というもうのから、「う~ん、どうだろう」というものまで、皆で答え合わせしながら、基本を学びました。


 続いては、事例を使ってのグループワークです。他職種グループで「感染症発生したそのときの初動動作」を話し合いました。感染症に類似した症状が見られたら、即時に感染症を疑う対応を行います。利用者の体調観察をはじめ、拡大させないためにも同室者や周囲の方々にも配慮をします。このように体調面や環境面を留意することはもちろんですが、介護職員からは「発症した利用者様はもちろん、他利用者の方々へのストレスにも対応する必要がある」という意見もでました。


 そうです。私たち福祉職員は、利用者の体だけではなく、心も看ているのです。具合の悪い利用者様はもちろんですが、対応に追われ慌ただしく動いている職員に他利用者様は大変、気を使われるのです。そんな大切なことも確認しあいながら、最後は、マニュアルを読み合わせ、改めて対応手順やポイントで、感染症拡大防止を誓い合いました。

(障害支援課長 中村)

いろんな職種が集まってのグループワーク
いろんな職種が集まってのグループワーク
話し合いの結果を取りまとめて、共有し合いました
話し合いの結果を取りまとめて、共有し合いました