No.834 「認知症がある人と向き合うこと」は「鏡に映った自分と向き合うこと」

 本日、「認知症ケア~ひもときシート活用講座~」と題した職員研修会を開催しました。今回は気分を一新し、施設を離れて「大潟コミュニティ・プラザ」をお借りしながら、当スタッフのほか、地域の事業所さんにもお声掛けして、認知症ケアに関する知識と技術を習得しました。


 講師の先生は「つばめ福祉会 ふれあいステーション白山町」のセンター長である池田さん、そしてフリーでご活躍される岩崎さんです。共に「認知症介護指導者」の資格をお持ちのプロフェッショナルです。


 「夕飯の支度をしなければいけないので、家に帰してください。」と言って玄関に向かう利用者さんや、深夜でも施設内を動き回る利用者さん。私たちはこれらの行為を「問題行動」という一言で片づけてはいないでしょうか?


 「行為」や「行動」には必ず、意味があります。自身の価値観にとらわれることなく、「相手の立場に立つこと」。社会福祉の専門職として再認識をさせていただきました。講師先生、このたびはお忙しい中、貴重な時間をいただき、ありがとうございました。

「ひもときシート」を使って、「援助者」の立場から、そして「当事者」の立場から理解を深めていきました
「ひもときシート」を使って、「援助者」の立場から、そして「当事者」の立場から理解を深めていきました
新潟弁での語り掛けが印象的だった池田先生
新潟弁での語り掛けが印象的だった池田先生
緊張感が漂う中、場を和ませてくださった岩崎先生
緊張感が漂う中、場を和ませてくださった岩崎先生

「人によって『見え方』はさまざま。具体的かつ客観的に事象をとらえ、記述することが大切です。」
「人によって『見え方』はさまざま。具体的かつ客観的に事象をとらえ、記述することが大切です。」
「個人ワーク」の後は、「グループワーク」で意見交換
「個人ワーク」の後は、「グループワーク」で意見交換
最後は意見を発表してお互いに知識を深めました
最後は意見を発表してお互いに知識を深めました