No.1410 「木を見て森を見る」ことも、地域包括ケアにとって大切な視点であることを学びました

 地域包括支援センターうのはな苑です。今日は大潟区の「第1回地域ケア会議」を開催し、地元町内会長、民生委員、ケアマネジャー、介護サービス事業所、そして行政機関に所属する28名の方々にお集まりいただきました。

 

 地域には高齢者以外にも「子ども」や「障がいがある方」等、家族の中で支援が必要なケースが存在します。しかし、「どこに相談したらいいのか」がわからなかったり、「家庭内の問題」として情報が外部につながらないこともあります。そこで、今回の会議では、高齢者だけではない「家族支援のあり方」に着目し、「情報をつなげる、つながる」ことを目的としました。

 

 まず最初に、「上越市すこやかなくらし包括支援センター」の高宮さんから、センターの役割や日頃の支援方法について紹介していただき、家庭全体で支援が必要になるケースの課題や、状況に応じて地域にある関係機関のお話をいただきました。

 

 その後は、グループ毎に事例を使って、家庭状況から気になること、心配なことを考え、どんな人(機関)に情報をつないだらいいのか、また、日頃の情報提供を振り返り、関係者同士がもっと相談しやすい体制にするにはどうしたらいいのかを話し合いました。それぞれの立場や考えを聞くことでお互いに連携を図ることの大切さを確認することができました。

 

 参加者からは「大潟区は総合事務所や地域包括には何でも相談できるよ」との嬉しい言葉もいただき、総合相談窓口として「もっと、もっと頑張ろう!」という気持ちになりました。

(主任介護支援専門員 田中)

今年度第1回目の開催となった「大潟区地域ケア会議」。テーマは「家族支援」
今年度第1回目の開催となった「大潟区地域ケア会議」。テーマは「家族支援」
関係者同士のつながりが、「家族を支援する力」を強いものにしていきます
関係者同士のつながりが、「家族を支援する力」を強いものにしていきます