No.896 地域では、新たな「つながりの輪」が生まれつつ(地域包括支援センター)

 地域包括支援センターうのはな苑です。去る8月25日(火)、大潟コミュニティプラザにおいて「平成27年度 第1回 大潟区地域ケア会議」を開催しました。


 今回のテーマは「高齢者と小学生とのふれ合いを知ろう」です。当日は町内会長、民生委員児童委員、まちづくり大潟、新聞配達店、市職員等から約30名のご参加をいただきました。


 今年度、地元・大潟町小学校5学年では「総合的な学習」のなかで、「大潟区の福祉の現状から、地域の幸せのために何ができるのか」をテーマに学習しています。そして、福祉施設の訪問等を通じて、児童も自分たちでできる活動を話し合い、取り組んでいるのが「かかわり訪問」です。現在、地域の高齢者宅に植木鉢を届け、月に2回、水やりをするために訪問しながら高齢者との交流を楽しんでいます。


 今回のケア会議では、小学校での取り組み事例を踏まえて、「地域のなかで、それぞれの立場からどのような協力ができるのか」を話し合っていただくとともに、話し合いの内容を小学校の先生方にお土産として、持ち帰っていただきました。

 この「かかわり訪問」のモデルとなったのが、糸魚川市・能生地区「元気印の会」が行っている「ふうせんかずらみまもり隊 大作戦」です。今回、講師として本会幹事の斉藤様をお招きし、立ち上げの経緯や取り組みの状況についてお話をいただきました。地域の自主性と小学校との一体感がとても素晴らしく、参加者にとって良い刺激を受けることができました。


 普段は登下校で地域から見守られている児童の皆さんですが、これからは高齢者を支える仲間として一緒に活動ができることを楽しみにしています。

(うのはな苑 田中)

「かかわり訪問」の取り組みを参加者で共有しました
「かかわり訪問」の取り組みを参加者で共有しました
講師の「元気印の会」斉藤さん。ありがとうございました
講師の「元気印の会」斉藤さん。ありがとうございました