No.653 食事における「トロミ」の研修。厨房と介護が一体となって

 昨日、(株)クリニコ様を講師としてお招きし、「トロミ剤の特徴と適正量」に関する研修会を開催しました。


 トロミ剤とは、「飲み込む力」が低下している方々に用いる食事補助剤のことです。当施設では、各ご利用者さんの能力に応じて、介護職員がトロミ剤を食前に調整しています。


 このたびの研修では、「飲み込みの仕組み」の他に、トロミ剤を使っての「濃度別の実演と試食」も行いました。試食から、料理は味付けだけでなく「のどごし」もおいしさの一部であると感じました。講師いわく「トロミ剤は少なめが、おいしく、安全(窒息防止)」とのことです。


 今日は、日々の業務の再確認と、ご利用者の立場での試食ができ、たいへん有意義な研修となりました。これからも、厨房職員と介護職員が一体となって、ご利用者の皆さまにおいしさを届けていきます。

(管理課 吉崎)

クリニコ様による研修会の様子
クリニコ様による研修会の様子
トロミ剤を用いての実践風景
トロミ剤を用いての実践風景

濃度を変えて実験してみました
濃度を変えて実験してみました
少しの濃度の違いで形態や味が大きく変わることを実感しました
少しの濃度の違いで形態や味が大きく変わることを実感しました